こんにちは。ハーブとアロマの専門店エルダーフラワーの吉田です。
植物油って一体なあに?精油と違うの?
私がハンドトリートメントをさせていただく際によくあるご質問です。
どちらも「油」とついているせいか、同じのように思われている方もいるかと思いますが、全く別のものなんです。
今回はその精油と植物油の違いと植物油についてをご紹介します。
精油と植物油の違い
まず、植物油と精油は違うものです。
精油
精油とは植物の花や葉、種子、果皮、樹皮などが持つ芳香物質を抽出した100%天然の液体です。
精油の原液は高濃度で刺激が強く、肌へ直接つけての使用は危険とされているものです。
そして、それぞれの精油には薬理的な作用があると言われており、精油を使用する際は必ず使用量が決められています。
(例えば入浴の場合は5滴まで、芳香器などでは説明書に精油の使用量が書かれています)
精油は、香りを利用したアロマテラピーに多く使用されているものです。
植物油
植物油とは植物の種子や果肉などから抽出された油脂です。
植物油は直接肌につけて使用することができ、キャリアオイルとも言われます。
キャリアとは「運ぶもの」という意味があり、トリートメントなどの際に精油成分を肌の奥に運び浸透させるのを助けるため、キャリアオイルと呼ばれています。
また、植物油にもさまざま種類があるので、肌質や用途により使い分けます。
植物油はトリートメントオイルや美容オイルに多く使用されるものです。
初心者におすすめ 使いやすい植物油
ホホバオイル
肌質を選ばず、酸化しにくく、浸透性・保湿力に優れたオイルでアロマトリートメントによく使用されます。
フェイシャルケア、ボディケア、ヘアケアや手作り化粧品など幅広く使用することができ、植物油、初心者にはおすすめのオイルです。
また、ホホバオイルはオイルの仲間になっていますが、液体のロウである為、低温になると固まることがあります。
しかし、常温で10℃くらいになれば品質劣化なく元の液体に戻ります。
スイートアーモンドオイル
敏感肌の方や乳幼児のトリートメントにも使用できるオイルです。
乾燥肌や乾燥で痒みによる炎症がある肌におすすめです。
また、栄養価が高く肌を柔らかくする働きがあるとされています。
なめらかで滑りがよくトリートメントにおすすめですが、やや酸化しやすいオイルなので、開封後は2ヶ月を目安に使い切るよう注意が必要です。
マカデミアナッツオイル
乾燥肌や老化肌におすすめの保湿性と浸透力に優れたオイルです。
マカデミアナッツオイルの特徴は他には類を見ないほど、皮膚の若さを保つと言われるパルミトレイン酸という物質が多く含まれていることです。
そのため、ハリのある若々しい肌をよみがえらせてくれる働きがあると言われます。
また、酸化にも強く長期保存もでき、扱いやすいオイルです。
基本的な使い方
植物油はマッサージオイルとして直接肌につけて使います。
また、植物油に精油をブレンドして行うアロマトリートメントはマッサージ本来の効果に加え、精油の効果も期待できます。
(ボディ用:植物油10mlに対して精油2滴、フェイス用:植物油10mlに対して精油1滴)
ココロが落ち着くリラックスする香り
ラベンダー、オレンジなど
ココロもカラダもスッキリする香り
グレープフルーツ、ローズマリーなど
肌のアンチエイジングに
ゼラニウム、フランキンセンスなど
アロマトリートメントの注意事項
・希釈濃度を守る
・皮膚疾患、体調に不安がある時、飲酒後などは避ける
・持病がある方、妊娠中は体に合わない場合もあるので注意
・乳幼児には精油を使用しない
私の習慣化されているアロマトリートメント。
セルフケアですが、体が温まったお風呂上りや寝る前のケアは気持ちがいいものです。
ゆっくりできる日もあれば時間がない時には簡単に塗るだけの時もあります。
これから冬を迎え、体の冷えや肌が乾燥しやすくなる季節には特に欠かせないケアになっています。
アロマトリートメントはオイルを手に取り両手で温めてから肌につけます。
手や足などのトリートメントは、心臓から遠い方から近い方へゆっくりと数回摩るだけでも気持ちがよいです。
是非、お試しください。
エルダーフラワーではアロマハンドトリートメントを行っています。
20分 ¥1,080 ハーブティー付き
お時間がございましたら是非、ご来店下さい。(要予約)