こんにちは。愛知県日進市、ハーブとアロマの専門店エルダーフラワーの吉田です。
今回はパリで訪れたハーブ専門薬局「エルボリストリー」をご紹介します。
私は約6年ほど前にフィトセラピー(植物療法)に出会いました。
気分が上がらない時には大好きなゼラニウムの香りを身にまとい、とても疲れた日の夜はラベンダーのお風呂で身体を癒し、食べ過ぎた時にはペパーミントのハーブティーを淹れて飲む。
そんな風に生活の中に取り入れるうちに、心身共に自分が元気になり、良い状態になっていくのを感じました。
そして、フィトセラピーを勉強するうちにフランスでは学問としてフィトセラピーが体系化されており、街にはHerboristerie(エルボリストリー)というハーブ(薬草)専門のハーブ薬局があることを知りました。
いつか行ってみたい!と思っており、今回やっと念願のフランスを訪れることができました。
※フィトセラピー(植物療法)
ハーブをはじめとした植物の恵みを生かし、自然治癒力を高め、健康や美容に役立てる自然療法。
パリのハーブ専門薬局「エルボリストリー」
パリに到着し、まず向かったのはもちろんエルボリストリー。
スマホを駆使し、とにかく歩いて目的のお店へ!
宮殿のようなパレ・ガルニエの前を通り、カフェなどステキなお店が立ち並ぶ通りをどんどん歩き、街並みを楽しみながら、1時間弱で到着しました。
広い通りから少し入った飲食店が並ぶ細い通りにある「HERBORISTERIE」という小さなかわいいお店が今回の目的地です。
ドアを開けると、ナチュラルな雰囲気の店内には薬草の香りと両棚に上から下までびっしりとシャンプーや石鹸、チンキ剤、錠剤、エッセンシャルオイル、ハーブなどの商品が並んでいました。
すでに数人のお客さんが並んでおり、驚いたのは若い女性の方もいれば、60代くらいの男性もいたりと客層が性別・年齢も様々なことです。
植物療法士さんに相談されているご婦人や並んでいる方々の中には、メモのような紙を持っている方がいることに気付きました。
「なんだろう?」と思い、スタッフの方に伺ったところ、自分で調べたメモや、処方箋を持っていらっしゃる方だそうです。
植物療法士さんは丁寧なカウンセリングで、その方にあったものを選んでおすすめするそうです。
それは、人によってオイルだったり、錠剤だったり、またハーブだったりと様々です。
特にこれというものはなく、ただエルボリストリーをみたいと思って来ていたので、「ハーブティーでおすすめのものをください」とお願いをした私にも丁寧にカウンセリングをしてくれました。
その中で選んだハーブは、ブレンドティーを数種類と植物療法士さんおすすめの今年採れた緑色がとても綺麗なベルベーヌ。
そして、日本ではちょっと珍しいものということでローマンカモミールを購入しました。
少しの時間でしたが、お店の様子をみてフランスは植物療法というものが特別なのもでなく、ごく自然に、生活の一部にあるものだと感じました。
自然のものへの意識が高いと言われるフランス。納得の一日でした!
夜にぴったりなリラックスティー
パリ滞在中は、寝る前に毎日1杯ずつ、購入したハーブティーを淹れて飲んでいました。
その中でローマンカモミールとベルベーヌをご紹介します。
ローマンカモミール
お湯の中で白いお花が可愛くフワフワと浮かび上がり、カモミールの良い香りと共に楽しめました。
お味はフルーティーな優しい味でした。
ベルベーヌ
お湯を注ぐとクルクルしていた葉っぱが開きとっても綺麗で、さわやかで柔らかなレモンの香りでした。
どちらも夜にぴったりなリラックスティーで、ぐっすりと眠ることができ、朝の目覚めも良かったです。
「あ~、やっぱりハーブって良いな」と改めて実感しました。
次回のブログも引き続きパリでお聞きしたフィトセラピーのお話です。
お楽しみに!