こんにちは。ハーブとアロマの専門店エルダーフラワーの吉田です。
冬から春にかけて湿度が低くなり、肌の乾燥が気になる時期です。
この時期、外に出ていると肌や唇がカサカサ乾燥してくるのを感じることがありますよね？
今回はお肌の乾燥対策のためのハーブティーをご紹介します。
血行促進、代謝をあげるおすすめのハーブ
肌の乾燥の一因として、血液の循環や代謝の低下などが大きく関わるそうです。
血流が悪いと血液により運ばれる栄養がスムーズに運ばれにくくなります。
そのため、肌の新陳代謝やターンオーバーが乱れて、乾燥しやすくなってしまうのです。
ハーブティーでは内側からの乾燥対策として、血行を良くする、代謝を上げる、の２点を意識したハーブ選びをしていきます。
ローズマリー
「若さを取り戻すハーブ」として知られるローズマリー。
ツンとした目の覚めるようなすっきりとした味と香りです。
ローズマリーは血行を促し代謝を活発にする働きがあります。
また、血流が悪いせいで起こりがちな様々な不調にも効果的です。
◎こんな時にもローズマリーティー
食欲不振・消化不良・循環不良・リウマチ・関節炎・肩こりや頭痛、疲労など血流不良で起こる様々な症状・記憶力や集中力を高めたい時
※※※注意※※※
妊娠中や高血圧の方は長期にわたる常用や多量使用をしないでください。
ルイボス
南アフリカ原産の健康茶。独特の風味で、ほんのり甘みもあり飲みやすい味です。
抗酸化力、代謝促進に優れています。
紫外線や化学物質、ストレスなどからカラダを錆びつかせると言われる活性酸素を除去する働きがあります。
また、ビタミンCが豊富なローズヒップをブレンドすると、より抗酸化力がアップします。
◎こんな時にもルイボスティー
便秘・冷え性などの循環不良・活力不良・アレルギー
ジンジャー
東洋、西洋を問わず古くから使われてきたハーブです。
ティーはピリッとした辛みのあるスパイシーな味と香りです。
ジンジャーは体を温める効果が高く、カサカサ乾燥して元気のない肌に血液の循環を促して活力を与えてくれます。
◎こんな時にもジンジャーティー
消化不良・冷え性・風邪の引きはじめ・乗り物酔い
※※※注意※※※
胆石のある方は医師に相談してください。妊娠中の方は多量使用しないでください。
カレンデュラ
美しい黄金色のハーブはくせのないやさしい香りと味です。
肌の新陳代謝を促す働きがあるので、ローズマリー、ルイボス、ジンジャーなどのハーブとのブレンドにおすすめです。
◎こんな時にもカレンデュラティー
口腔の炎症・皮膚炎
※※※注意※※※
キク科アレルギーの方は使用を避けてください。
カレンデュラは皮膚の修復、保護作用も！
そして、カレンデュラは損傷を受けた皮膚を修復、保護という作用があるため、外用で使われることも多いハーブです。
カレンデュラを植物油に漬け込んで作られたカレンデュラオイルは、肌を修復し滑らかに、また乾燥から起こる痒みも落ち着かせてくれる働きもあり、美肌効果に優れています。
乾燥する時期のスキンケアにおすすめです。
カレンデュラオイルは市販されているものもありますが、簡単に作ることもできます。
カレンデュラオイルの作り方
準備するもの
●ジャム瓶
●カレンデュラ
●植物油
①ジャム瓶にカレンデュラを1/3くらい入れ、植物油をカレンデュラがしっかりと浸かるように注ぎます。
②蓋を閉めて２～３週間ほどおけば出来上がりです。
（講座クラフトで作ることもできますので、気になる方はお問合せ下さいね）
乾燥対策には内側と外側、両方のケアが必要です。
乾燥から肌を守るためには、総合的なケアが必要です。
内側からはハーブティーで血行を良くして代謝アップを、外側からのケアは保湿と日焼け止めなどの紫外線対策をしっかりと行っていきましょう。
乾燥が気になる方は是非、両方意識してみてください。
